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改めて、なぜ今「デザインスプリント」なのか


デザインスプリントによる商品開発

社会やビジネスの変化が激しい今の時代において、本当の意味で顧客に「欲しい!」と思われる商品・サービスを開発することは簡単ではありません。そのような時代の中で、アイデア出しからプロトタイプの検証までを短期で実現する課題解決型のアプローチ「デザインスプリント」が近年注目を集めています。このコラムではデザインスプリントの概要と、なぜ注目を集めているのかについて解説します。


目次

2018年5月に経済産業省から「デザイン経営宣⾔」が示されて、今年で5年が経ちました。

特許庁によると、「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法のことで、その本質は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことです、とされています。


それでは、この5年で、「デザイン経営」はどの程度浸透したのでしょうか。

ある調査によると、「デザイン経営」やその元となる「デザイン思考」の言葉の認知は90%超と高く、ビジネスパーソンが身に付けたい考え方として指示されているものの、ビジネスの現場ではまだ充分に活用できていない、という実態が浮き彫りになっています。(※1)

(出典:Concent「デザイン思考デザイン経営レポート2023」)


声高に「デザイン経営」「デザイン思考」の必要性、有用性が謳われているのに、なぜビジネスの現場に浸透しないのでしょうか。その要因は、いくつかあるようです。

「自分はデザイン思考に共感しているが、上司の理解が得られない」「“デザイン”という言葉がデザイナー向けで自分たちには関係ないように感じる」「研修でやった時はうまくいったけど、いざ実践でやってみるとうまくいかない」という声が聞こえてきます。つまり、「デザイン経営、デザイン思考には共感し、自分たちも取り入れたいのだが、なぜかうまくいかない」というのが現状といえるでしょう。それはなぜなのでしょう?


私たちは「デザイン思考」は概念としては優れているものの、実戦的な手法やアプローチが見えにくいから、ではないかと考えています。この課題に対して1つの答えとなるのが、Google社が開発した「デザインスプリント」という手法です。


デザインスプリントの流れ

「デザインスプリント」は、Google社がデザイン思考をベースに開発した5日間(40時間)のメソッドです。アイデア創発からプロトタイプの検証までを短期で実現する課題解決型のアプローチであり、スタートアップ企業をはじめ、世界各国の多くの企業で、新たなビジネスやプロダクトを作るときなどに活用されています。それでは、なぜデザインスプリントが、今の時代のビジネス創発、プロダクト開発に向いているのでしょうか。


「デザイン経営」が提唱された2018年と比べても、今は社会やビジネスにおいて不確実性が高く、将来の予測が困難な状況になっています。「VUCA(ブーカ)の時代」と表現されるように、コロナ禍を経て「新しい常識」が取り入れられたり、グローバリゼーションの進化やウクライナ情勢などの地政学リスク、また日々更新されるITなどの技術革新により、様々なことが目まぐるしく変化しています。「この先どうなるのだろう」というのは、私たち日本人だけでなく、全世界に共通する不安であり、倦怠感ではないでしょうか。


このように先が読めない世の中、変化が目まぐるしい世の中では、生活だけでなく、ビジネスや商品・サービスの開発においても「正解」を導き出すのが非常に困難になっています。

つまり、自分たちが置かれている状況や、周囲が何をやっているのかをしっかりと研究して、それをベースに考えて、考えて、考え抜いて出したアイデアが形になるころには、環境はすでに変化しているのです。


先が見えない、正解が見えない、足元の状況がすぐに変わって、昨日の常識が今日の非常識になるような時代だからこそ、人々の根源的な欲求、本質をとらえることが重要です。ただ、本質をとらえることは、情報取集やアイデアの議論に時間をかけることとイコールではありません。イノベーションのタネは日々の生活の中にも、これまでのビジネスの中にも、隣の人の一言の中にもたくさんあるのです。そして、一人ひとりが持つ情報を集合知として組み合わせてアウトプットする。それを繰り返し検証してブラッシュアップすることこそが、この不確かな時代のビジネス開発、プロダクト開発に要求されていることなのです。この「走りながら考える」を実現する一つの解が「デザインスプリント」と言えるでしょう。


「デザインスプリント」はGoogle社の本家メソッドも、5日間のプログラムか決まっています。「理解」から始まる1日目も、情報のインプットにかける時間は半日程度で、残りの半日はアイデアを出すプロセスです。アイデアの精度はさておき、制限時間内で、考えられる限りをアウトプットし、それを平場で議論します。また、「デザインスプリント」ではプロセスだけでなく、議題やアウトプットする時間も決められています。つまり、「どういうアプローチにしようか」から考え、使えるだけ時間を使うのではなく、決められたプロセスで限られた時間内で最大のパフォーマンスを出す、そして1度では精度を高めることが難しいアイデア創発を、繰り返すことでブラッシュアップすることができるのです。


「デザインスプリント」は、アイデアの仮説構築~仮説検証の優れたプログラムですが、私たちは特に「仮説検証」の部分を拡充した「デザインスプリントリサーチ(DSR)」を提唱しています。「デザインスプリントリサーチ(DSR)」は、プロダクト開発を「より顧客中心に進める」よう、顧客の声をしっかりと聴き取るプログラムに改良し、専門のファシリテーターとインサイトリサーチャーがアイデア創発~仮説検証をフルサポートします。プロダクト開発者は、自分たちの思い込みにとらわれることなく、新たな視点でアイデアの検討に専念できます。


ご興味のある方は、ぜひ以下の資料をご覧ください。


「デザインスプリントリサーチ」資料請求

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